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2003年5月10日より開設しました。
大概は独断と偏見で浅はかに喋っているので考え方違うぞーって多くの方ごめんなさい。
※手元にこの号だけアニマルがなく記憶で短めさっくり感想ですすみませんです…。
どこだ、どこに行ったんだ。部屋のどこかにあるんだろうか。
※そのため細かい部分など誤りがありましたらお許し下さい。発見次第修正します。
2003年8月9日発売・ヤングアニマル15号・161話「決戦!!」 |
扉絵に馬越さんの絵が続いております。 これについて以前の感想文で「単行本作業大変なんじゃ…」と呟きましたが、 ヨクサル先生10月に1度連載お休みとられるそうで。そこでいい方に考えました。 扉マンガを描き下ろすためにお休みを取った説! …ごめんなさい、ヨクサル先生お疲れ様休んでくださいとか真っ先に言えなくてごめんなさい。 でも連載の他アニメの打ち合わせや嵐増刊やら何やらで実際本当に心配なので、 ゆっくりお休みのためでしたら、どうかゆっくり休んでください。 いきなり関係ない話題でした。 それはそうと、扉のアオリ文の「格闘姉妹の朝は早い…?」 は嘘でしょう。マキはたぶん低血圧です。ほっといたら昼まで寝ます。 みおりの生活サイクルはわりと日常してそうですが…。 マキは学生なのにロケンローラー体内時計の予感。 彼女は本当に卒業できるのでしょうか? 多分佐伯四郎のお金(しかもポケットマネー)で学校に行かせて貰ってると思うのですが。 さてさて皆口由紀です。 今回の主役は間違いなく皆口由紀でしょう。 彼女は彼女の人生においても、ようやく主役になろうとしているように思います。 「あなたの中で育った押さえられない化け物」 「見た目は人間でも…怪物」 これらすべて、同じく由紀自身のことだとも思うのですがどーでしょう。 (谷仮面未読の方は以下ネタバレなので既読の方のみドラッグしてください) 子供の頃から計り知れない強さを持ち、妹の美紀に遠慮して蹴りを自ら封印しなくては いけないほどの化け物を育ててきた子供時代。 ”リボンで髪を結ぶ”という自制暗示?をかけないと抑えられないほどの狂気を持ち、 その枷が外れたら何の躊躇いもなく手刀を突きつけ撃破してきた、そんな学生時代。 恋愛や女の子らしい話が好きで、そんな安穏とした生活を好み、 妹の美紀に「女の子はケンカなんかしないで恋のお話をしましょう」と言い続けてきた。 その一方で、いちどき髪を解けば顔つきを変え笑顔もなく戦いに没頭・陶酔していた。 以上のことは想像部しか過ぎないのですが、 由紀はエアマスターと同じく、皆口由紀として「日常を望みながら」、 相反して、由紀の中で育った邪鬼としては「闘いを望んでいる」のでしょうか? だからこそ由紀は摩季の中のエアマスターを知った時も驚きもせず、 「素敵ね」 と真っ先に喜びから露わにしたのではないでしょうか。 同じ種類の人間を見つけた喜び、だからこそ一片の躊躇もなく、 「殺してしまうかも」ぐらい全力を出し切り、そして倒す快楽を得たいという喜び。 由紀にとって、摩季−エアマスターと出会ったことは不運でも通過点でもなく、 快楽の糧以外の何者でもなかったということでしょうか。 ああ、それでももうひとつの快楽「あの人を手に入れる」ためには障害でしかないか。 由紀は自分自身のことだけを考えはじめたのですね。 その証拠が 「まだ話を聞きなさい」というセリフ。 「聞きなさい」「話を聞きなさい」 三度も言う。まるで「あんたの人生なんてどーでもいから私の話を聞け」と 言わんばかりにエゴ剥き出し。話が変わりますが、会話というのはある程度 人に気を使って、相槌を打ち、話し話されつつ、いいバランスを取るからこそ、 人間関係が破綻しないのであって、由紀姉のように「俺の話だけを聞けェ!」 というような言い様は論外なのであって。 つまりは、他人のことなど一片も考えずに自らの快楽に溺れたいということなのでしょう。 そう思い切れるほどの人生だったのでしょーか。そんなに今迄他人の笑顔のためだけに、 肉親の笑顔のためだけに、奔走して自らを押し殺してきたのでしょーか。 加えて自分自身の狂気も抑えてきたとしたら、そりゃいつか爆発もしようってものです…。 そして「???」ってなってるマキがなんともマキらしくてかわいいですね…。 マキ、理解できてなさそうですよね。それでも由紀は「目の前に人がいて喋れただけで」 満足なんでしょうけど。「女として未成熟な」マキにとって、そこまで気合を入れて情念を むき出して、一人の男を愛そうとする感覚はわからないと思います。 まして自分にまったく関係ないと思ってる、どちらかというと怖いと思ってる男の人のことで 「身も心も甘い愛撫に委ねたい」とか色っぽい言葉言われても…余計わからなさそう(笑) 由紀姉のセリフは「ほんとに女」ですね。谷仮面の頃は「ほんとに女の子」だったのですが。 それでも、マキが理解できている「こいつと私は同じ化け物」という根底の部分があれば、 今からの闘いには何ら支障はないでしょう。 意地を張って引かないエアマスター。と、思えばいきなり引いてるし。 「意地の張り合いは皆口由紀の勝ちか」 情念と意地の強さでは今の由紀に敵うものはいないでしょう。 上着まで脱いで封印していた蹴りをも開放して。 由紀の情念っぷりは「エアマスターを摩季が開放しきるより早く」120%全開ですな。 「来なさい」 そう言ってノースリーブの腕をむき出しにしてコートを床に脱ぎ落とした由紀が 萌え萌えでした 最後がミーハーでごめんなさい。 今回はここまで〜。 |
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