|
![]() |
2003年5月10日より開設しました。
大概は独断と偏見で浅はかに喋っているので考え方違うぞーって多くの方ごめんなさい。
2003年5月23日発売・第11号 第155話「好きにさせる」 |
まだ始まらないのか!この大勝負は!!! などという深道・弟のような叫びはおいといて、今週は嵐の前の静けさですね! 戦いを始めたがっているカイと愛のため狂い始める由紀姉、そして自分を解放することを許し始めるマキ。 さまざまな意味で何かが始まりそうな予感です〜。戦い以外の意味でも感情や何かが変わりそうな気配。 そしてカイー!ぜんぜん相手にされてないんですけど! 相手にされてないっていうよりは正しくはレベルが場違い、な印象がひしひし…悲しすぎるよカイ! この印象と役どころの伏線付け通り、次回号で一蹴されたり無視されたまま語り部に成り下がったら 悲しすぎます!つまんなすぎます!ハッタリが悲しすぎます! カイ、せめて中程度のダメージぐらいは由紀姉に与えてくれ〜って、未だにその期待を捨てられません…。 ってか今回一番の見所は 「鼻血をくまどりにしようとして両指を鼻に近づけてるカイ」 だと思ってます。なんか鼻に指つっこんでるみたいでカワイイーしかもマジ顔で!(笑) カイ、こんなところで萌えてしまってごめんよ…。 さてマキちゃん今回いろいろしゃべってましたね。 「私もそろそろ疲れたよ、私を抑えるのに」 「もう…イんだな、って思うよ」 「私はエアマスターって呼ばれた、 一人ぼっちのエアマスター…もうあとは…エアマスターの好きにさせる」 前号から今号にかけての、このへんの気になるセリフについてちょこっと。 マキはマキパパと同じく、何もしがらみのなかった頃の自分を取り戻そうとしてるのでしょうか? エアマスターと呼ばれ始めた頃のマキは母を失い、新体操も引退し、何もかもが欠落した状態で ストリートファイトに身を投じたのがきっかけで、何もかもがゼロの状態でした。 その後生まれて初めてできた友達、普通の女の子らしい遊んだり、放課後だべったりする時間を 手に入れて、戦いで出会った相手とも交流しはじめて。マキパパの家庭と違って”守るべきもの” とまではいかずとも、”好きなもの””居心地のいい場所”は、今までの間にいっぱい得てきたん じゃないかと思います。 最初の頃、「蹴れば当たる」そんな認識でストリートファイトに身を投じ、ただ相手は一蹴するだけの 存在だった「エアマスター」は、例えばただの戦い相手でしかないはずの崎山に好ましい感情を持ち、 「あんたすきだよ」と笑顔で言うようなキャラへと変化していきました。 どれもこれも、初回の頃の彼女にはなかったもので、「相川摩季」として欲してきたものなのかなーと。 それを今の「エアマスター」は”しがらみ”と感じているのか?っていうのは、勝手な独断ですが。 「“家族”っていう重っもい太っとい“鎖”も外された 自由か…今 俺の“鎖”ははずれた」 これは3号前のアニマルで切なくも離婚勧告くらった(笑)マキパパのセリフですが、 マキもまた、エアマスターとして目の前の敵を倒すのに集中する強さを得るため、 いろんな鎖をはずそうとしているのかな? 一方由紀姉ですが。完全にマキ打倒モードに入ってますねー(笑) 前回のマキとのバトルは、ただ深道ランキングのカードだから相手した、という雰囲気ですが、 今回は由紀姉自らの意思で、しかも殺したいとまで本気で願っているご様子。 こりゃ前回より本気だー。前回より強そうです、由紀姉! 「戦いにより箍を捨てようとしている」マキに対し「戦いにより愛を得ようとしている」由紀。 インドでの伸之助の言葉を借りれば、「誰も愛さなければ僕は強くなれる」というアレですが、 荷物を持ちすぎるから人は強くなれない、という論理に当てはめれば由紀よりもマキに軍配が あがるわけですが、由紀のもともとの戦闘能力が化け物のように強すぎるうえ、 女の情念は怖い…! っていうかひときわ怖いです、重たいです、女の情念ドロドロ渦巻いてます由紀姉の愛って! 谷仮面は未読ですがネットで見たキャラ像によると、女の子らしく、恋をして幸せになりたいと 思っている人、なのかなと思いましたが、←このへん違ってたらツッコミお願いします(笑) きっとこの運命的な一目惚れの相手である彼を逃したくないんでしょう。 彼も一方的に一目惚れされ、望みもしないのに熱狂的に 愛され行動される側の気持ちがわかったでしょうか?(笑) それはそうと由紀姉が「このコを消せば私はあの人に愛される」と語ってますが、 それはなんとなくなさそうな気が。 ジュリエッタがマキを好きになった理由(自分を蹴っ飛ばすことができる)からして、 ジュリエッタは自分を蹴っ飛ばしてくれる女なら誰でも好きになるのか?と考えたことも ありましたが、由紀に告白された時にマキのことを思い浮かべてたり、その後容赦なく速攻 蹴っ飛ばそうとしたあたり、今はもうそういう単純な算数ではないみたいですね…。 屋敷の言葉をアレンジして借りれば、それこそ人間の感情は算数じゃない、ということなのか。 なので、たとえ一目惚れしたきっかけが「蹴っ飛ばしてくれる」に起因したものだったとしても、 今はそれだけの理由じゃないのか〜と感じたのが、18巻、由紀にマキと同じ匂いを感じながら それ以上の感情を見せず、粉々になるまで蹴っ飛ばそうとしたくだり付近。 由紀は強いし、蹴っ飛ばしてくれそうだし、しかも由紀はマキと違って自分を愛してくれている わけだから、断然マキより条件はいいはずなのに、なぜかそこに転ぶことはしなかったので。 なのでマキに勝ったところで由紀に乗り換えたり、惚れたりってことはなさそうかと。 そういう意味では、「マキを消す→私は愛される」と突き進んでいる由紀姉の思惑はちょっと 単純計算すぎて、外れそうな気がするのですが…。 でも、マキが消えたとき一番可能性が高い恋愛対象候補が由紀、ではあると思うので、 その意味では由紀の目のつけどころは間違ってはいないんですよね。 次号も由紀姉のドロドロ情念トークは炸裂するのでしょうか!(笑) そして次号はカイがどう出るか?プロレスを背負った女は一矢報いることができるのか? それとも二人の戦いが終焉に向かってズタボロになった頃「居酒屋ボンバー!」でもってくのか? あっさり無視されてのされたり、ただ呆然と見てるだけの道化にならないことを祈りつつ! 頑張ってね!カイ! 今回はここまで〜。 |
■BACK■